転職

【内定後の対応マナー完全ガイド】「この人に決めてよかった」と思われる振る舞いとは?

■内定=ゴールではなく、“信頼構築の始まり”です

💬 採用担当者(会議室でひとこと)
「内定通知を出した後、連絡が遅いとちょっと不安になりますね」

💬 あなた(内心で)
「内定もらえてホッとした…でも、何からどう対応すればいいんだろう?」

転職活動において「内定をもらう」ことは、大きな成果です。
ですが本当の勝負は、ここから始まります。

なぜなら、内定後の対応次第で「印象がグッと上がる」こともあれば、「不安視される」こともあるからです。

この記事では、そんな大切な“内定後”の過ごし方について、
採用担当者のリアルな視点とあなたの行動を対話形式で追いながら、信頼される社会人としてのマナーをわかりやすく解説していきます。


■目次

  1. 内定連絡を受けたらすぐすべき「第一声」対応
  2. 内定承諾書のやりとりと返信マナー
  3. 現職との退職交渉で気をつけたい配慮ポイント
  4. 入社までの「報・連・相」で信頼を築く
  5. 内定辞退する場合のマナーと伝え方
  6. まとめ:内定後こそ、“大人の信頼感”が試される場面
  7. 行動促進チェックリスト

1. 内定連絡を受けたらすぐすべき「第一声」対応

💬 採用担当者(電話越しで)
「○○さん、ぜひ弊社で一緒に働いていただきたいと思っております」

💬 あなた(緊張しながら)
「あっ…ありがとうございます!(でも、これってすぐOKして大丈夫なの?)」

🔷 ポイント

  • 内定連絡を受けた時点では、即答せず、お礼を伝えて冷静に対応
  • 回答猶予がある場合は、「いつまでに回答できるか」を伝えるのが基本マナー

✔️ 伝え方テンプレ

「このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
大変光栄に存じます。正式なご返答につきましては、家族とも相談のうえ、◯日までにご連絡差し上げます。」


2. 内定承諾書のやりとりと返信マナー

💬 あなた(メールを見ながら)
「承諾書…印刷して署名?返送は郵送?PDFでもいいのかな?」

🔷 マナーの基本

  • 承諾書の内容はしっかり読み込む
  • 記入・署名後は速やかに返送 or 指示に従って返信
  • 返信メールには感謝の気持ちと確認文を丁寧に添える

✔️ メール返信テンプレ

件名:内定承諾書のご提出について(氏名)
本文:
〇〇株式会社
人事部 □□様

いつもお世話になっております。〇〇〇〇(氏名)です。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
添付の承諾書を確認・記入のうえ、◯月◯日付にて返送させていただきました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。


3. 現職との退職交渉で気をつけたい配慮ポイント

💬 面接官(ふと心配そうに)
「前職との引継ぎ、大丈夫かな…。うちに迷惑がかからないといいけど」

💬 あなた(心の中で)
「早く辞めたいけど、揉めたくないし、悪い印象も与えたくないな…」

🔷 注意点

  • 転職先にも、現職にも、どちらにも誠実に向き合うことが信頼につながる
  • 引継ぎスケジュールの整理、退職願の提出タイミングなど、余裕ある準備がベスト

🔷 アドバイス

  • 退職交渉では「感情」より「感謝+事実」を大切に
  • 「退職理由」をポジティブかつシンプルに伝える

4. 入社までの「報・連・相」で信頼を築く

💬 採用担当者(メールを見て)
「あ、この人、きちんと事前に連絡くれるな。安心して任せられそうだ」

🔷 おすすめ行動

  • 入社日までの間に、メールで近況やスケジュールを伝える
  • 提出物・質問・準備物なども自発的に確認&連絡する

✔️ メール例文(近況報告)

件名:入社までのご連絡(氏名)
本文:
◯◯株式会社
人事部 ◯◯様

いつもお世話になっております。〇〇〇〇(氏名)です。
退職の手続きも順調に進んでおり、◯月◯日の入社に向けて万全の準備を進めております。
不明点があれば随時ご相談させていただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。


5. 内定辞退する場合のマナーと伝え方

🔷 最も大切なこと:「断り方」こそ、社会人としての評価が出る場面

💬 あなた(迷いながら)
「別の企業に決めたけど、どう言えばいいんだろう…。失礼にならないかな」

🔷 辞退の伝え方

  • 早めに・丁寧に・感謝を込めて
  • 電話 or メール → 基本はまず電話、つながらなければ丁寧なメールで可

✔️ 電話での伝え方テンプレ

「このたびは内定をいただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ですが、慎重に検討した結果、今回はご辞退させていただくことを決断いたしました。
お時間を割いていただいたことに心より感謝申し上げます。」


6. まとめ:内定後こそ、“社会人としての信頼感”を積み重ねる時間

内定をもらった瞬間、ほっとする気持ちは当然です。
でも同時に、あなたはその時点から“企業の一員になる人”として見られ始めています。

入社前からの一つ一つの対応が、
「この人に入社してもらえてよかった」と思ってもらえる第一歩になります。

焦らず、慌てず、でも誠実に。
その積み重ねが、次の職場での良いスタートにつながります。


7. 行動促進チェックリスト

✔ 内定連絡への第一声は感謝+回答猶予の提示を
✔ 承諾書やメール対応は即レス・丁寧を心がける
✔ 退職交渉は前向きな姿勢で、現職にも誠意を持つ
✔ 入社前の「報・連・相」で安心感を与える
✔ 辞退時は感謝と謝意をしっかり伝えて丁寧に断る


\「内定をもらってからの対応」で、次の信頼が始まります/
あなたらしい誠実な振る舞いで、新しい職場との関係を気持ちよくスタートさせましょう。

-転職